
【社会不安障害ともいわれます】
人前に出れば、誰でも多かれ少なかれ不安や恐れを抱くものです。この「社会不安」と呼ばれる人の不安や恐れが過剰になると、悩みや苦痛が大きくなり、社会生活にも支障をきたします。これが「社会不安障害」=対人恐怖症です。
【20~30代女性に多い病気】
社会不安障害は、女性に多く、男性の約2倍もみられます。病気そのものは、多くの人で10代後半~20代前半までに体験するようですが、とくに悩みを覚え、生活に支障をきたすようになって病院にかかる率が高いのは、20~30代の時期。この年代では、就職して社会に出たり、結婚・出産をしてママ同士のお付き合いが生じたり、ということで、社会的な活動が多くなります。そのために苦痛やトラブルを強く感じやすいのです。
【性格や育った環境が関係する】
対人恐怖症の人には、もともと神経質で小さなことにこだわったり、恐がりで恐怖心を持ちやすいなどの性格傾向がみられます。また子供時代、人見知りがあったり、幼稚園などで泣いて母親と離れられなかった「分離不安」の傾向もあるようです。学校で友人が先生にしかられるのを見て、人前に立つのが怖くなったり、発表するときに声が震えてしまって以来、人前でものが言えなくなったなど、小さいころの体験や育った環境による影響もあるとされています。
対人恐怖症は、10人に1人、2人がかかるといわれるほどポピュラーな病気です。